韓国の文化

正式には大韓民国といい、首都はソウルです。ほとんどが朝鮮民族ですが、近年在韓外国人の数も増加してきています。

伝統的な民族衣装はチョゴリと呼ばれる上着で、現在でも正装として着ることがあります。女性は巻きスカートのチマと呼ばれる服を合わせて着用し、上下を合わせてチマチョゴリと呼びます。男性はパジと呼ばれるズボンを穿き、上下を合わせてパジチョゴリと呼びます。男性は白が正装で、女性は未婚・既婚などによって色が違います。

朝鮮語（韓国語）が公用語で、文字は主にハングルを用いています。もともとは漢字が使われていましたがあまり浸透せず、誰でも簡単に使えるようにという目的で作られたのがハングルです。最近では漢字表記はほとんど用いられませんが、観光客への便宜のため、標識や看板などに利用されているケースも増えてきています。

国民のおよそ３割がプロテスタントやカトリックなどのクリスチャンであり、およそ２割が仏教徒です。 儒教の思想は現在でも色濃く残っており、上下関係を重んじたり、親戚や友人との結束がとても強い傾向にあります。韓国の食事のマナーなどを一つあげてみても、目上の人に敬意を示すため、先に食べ始めない、お酒を飲むときは横を向いて口を隠して飲む…などどいった儒教に基づいた習慣が残っています。

国民的人気を誇っているのは野球とサッカーです。野球は１９８２年にプロ野球が、翌年の１９８３年にプロサッカーリーグであるＫリーグが発足しています。国民的人気を誇っており、熱狂的なファンも多いスポーツです。

韓国古来のスポーツとしてはテコンドーが有名です。競技としてだけでなく、子どもたちの成長発育のためや大人の体力作りのためなど、幅広い年齢層に親しまれています。